検察は7月末、俳優リュ・シウォンの妻に対し、一部偽証の疑いがあるとして、罰金100万ウォン(約10万円)の略式命令を出した。
リュ・シウォンはこれに先立ち、昨年11月に妻が法廷で虚偽の陳述をしたと主張、告訴状を提出していた。検察はこのうち一部について偽証の疑いがあると判断し、起訴したという。リュ・シウォン側は起訴された偽証罪を除く、残る告訴部分についても最近抗告状を提出、抗告審の判断を待っている。偽証罪は、宣誓した証人が虚偽の陳述をした場合に成立する犯罪で、憲法上、懲役5年または罰金1000万ウォン(約100万円)以下に処するとされている。ケーブルチャンネルYstarによると、リュ・シウォンの妻側の法務法人はインタビュー要請を拒否し、立場を示していないという。
リュ・シウォンの弁護人はYstarとのインタビューで「リュ・シウォンに対する一審、二審の刑事裁判はただ被告訴人の陳述を基に有罪判決が下された。今回の偽証罪による起訴で、その陳述をした被告訴人の陳述に信ぴょう性がないことが明らかになったことから、大法院(最高裁判所に相当)でこの部分を十分に考慮するものとみられる」と慎重な態度を見せた。また、リュ・シウォンの現在の心境については「元妻に対する処罰を望むというより、自身の潔白を証明し、娘の養育権を持って娘と一緒に暮らすことを望んでいるだけ。ほかの考えはないと聞いている」と語った。