14日にMBCの金曜ファンタジー・シチュエーション・コメディー『1000番目の男』制作発表会でT-ARAのヒョミンが、16日にSBS週末ドラマ『5本の指』制作発表会でウンジョンが、「ファヨンいじめ騒動」後初めて公の場に姿を見せた。
いじめ騒動前から企画され、撮影が進められていたためキャスト変更が困難な状況にあっただけでなく、騒動の渦中にあるからという理由で出演者が制作発表会に出席しなければ、共演者たちやテレビ局・制作会社関係者に対し失礼だと分かっているからこそ、2人は自分たちにとって不利な状況にもかかわらず出席したものと思われる。
『1000番目の男』にはこれといったトップスターは出演していないが、制作発表会にはヒョミンの取材のため報道陣約200人が集まった。また、『5本の指』の制作発表会では主演の韓流スター、チュ・ジフンよりウンジョンの方がフラッシュをたくさん浴びていた。
2人はそれぞれ会場で終始顔を上げることなく、フォトタイム中も正面からカメラを見つめられなかった。暗い表情の2人に報道陣が「笑って」と声を掛けると何とか笑顔を作ったが、その姿はぎこちなく見えた。報道陣の前に立つとそこがまるで針のむしろであるかのように居心地が悪そうに見えたし、一刻も早くその場を去りたいという様子だった。
フォトタイム中、共演者たちは2人を優しくハグしたり、力になろうとしたりしていたが、その努力もかいがなかったようだ。
3年前に麻薬を使用したとして有罪判決を受け報道陣に囲まれた経験のあるチュ・ジフンが、顔を上げられずにいたウンジョンに二言三言ささやきかけていたが、一体どんな言葉を掛けていたのだろうか。
公の場に出ることを何よりもつらそうにしていたヒョミンとウンジョンは、ひょっとしたら反省する姿を一般の人々に見せ、許しを請いたかったのかもしれない。
しかし、彼女たちはまだ「いじめ騒動」で非難を受けている渦中にあり、その状況はまだ続いている。ファンと世論の視線が肯定的になるまではかなり長い時間がかかるだろう。