「韓国のレネー・ゼルウィガー」と呼ばれている女優キム・ソナ(36)。
ハリウッド女優のレネー・ゼルウィガー(43)は2001年の映画『ブリジット・ジョーンズの日記』で婚期を逃し太った女性を演じるため、3カ月で体重を25キロ増やし、話題になった。
キム・ソナは韓国版『ブリジット・ジョーンズの日記』と言われているMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005年)で失恋のストレスにより太ってしまったアラサーのパティシエ、キム・サムスンを演じるため体重を8キロ増やし、型破りな演技に果敢に挑んだ。
その結果、このドラマは最終回に視聴率50.5%をマーク、人気に火がついたが、女優キム・ソナのイメージは太った「サムスン」のまま、7年たった今でもファンの脳裏に強く焼き付いている。
このドラマが終わった後、太った体のせいで対人恐怖症にまでなってしまっただけでなく、次回作に備えてダイエットを始めてもすぐにリバウンドし、何度も失敗したという。
その後も映画『ガールスカウト』(08年)、ドラマ『ラブ・トレジャー -夜になればわかること』(同)、『シティーホール』(09年)、映画『闘魂』(11年)では女性としての美しさよりもさっぱりした性格やめげないたくましさが魅力の役を演じ、ダイエットとは距離を置いていた。
しかし、キム・ソナは昨年、「美しくなりたい」という女性の本能を呼び覚ました。
ドラマ『女の香り』で余命を言い渡されたヒロイン、イ・ヨンジェを演じるため、1日1食、睡眠時間は2時間という生活を4カ月間続け、14キロの減量に成功したことを公表、ファンやメディアは当時、スレンダーになった彼女の姿に仰天した。
すっかり細くなって自信が付いたキム・ソナは24日、新ドラマ『I do I do』(MBC)制作発表会にデコルテとセクシーなバストラインが強調されたベアトップのミニドレスを着て登場、報道陣をあっと言わせた。
本人も自分に注がれる視線やカメラを楽しんでいるかのように、さまざまなポーズや積極的な受け答えで制作発表会を盛り上げた。キム・ソナの美しさは、7年前の太った「キム・サムスン」の姿を報道陣やファンの記憶から消し去るのに十分だった。