性的暴行の疑いで訴えられた俳優パク・シフ(34)は事件関係者との対質尋問を終えた。対質尋問とは事件当事者の供述が一致しない場合、両者を相対させて言い分を聞く形の尋問のことだ。
パク・シフは14日午前2時40分ごろ、ソウル・西部警察署で、性的暴行を振るわれたとしてパク・シフを相手取り告訴した女性(22)、強制わいせつ容疑で共に告訴された後輩(24)とともに、約8時間にわたり三者対質尋問を受けた。
尋問を終えたパク・シフは報道陣に「警察の捜査に誠実に臨みました。真実は必ずや明らかになるでしょう。ご心配をおかけして申し訳ありません」と語った後、まっすぐ帰宅した。
同署のソ・ジュンオク係長は、パク・シフが対質尋問を終えて帰宅した直後、報道陣に「3人は相反する話ではなく、一貫した陳述をした。これを基に慎重に判断し、処理することになる」と述べた。
また「国立科学捜査研究院の調査結果が出次第、迅速に処理する」とし、この日実施したポリグラフ(うそ発見器)の調査結果については「1週間程度かかるものとみられる」と説明した。
パク・シフは13日午後6時50分ごろ同署に到着、尋問を受ける前に「この数週間はわたしにとって非常につらい時間でした。わたしのために大勢の皆さんにも疲労感があったと思います。今回の尋問を通して、本件が速やかに解決することを希望します。ご心配をおかけして申し訳ありません」と現在の心境を打ち明けていた。
後輩に当たる人物もパク・シフとともに同署に到着したが、特に何も述べることなく、パク・シフの後に続いて静かに尋問室に向かっていった。
ほぼ同時刻に二人とは別に署に到着した女性は、報道陣の目を避けて担当刑事と一緒に横の門から中に入っていった。