金獅子賞にキム・ギドク監督『ピエタ』=韓国映画初の快挙

金獅子賞にキム・ギドク監督『ピエタ』=韓国映画初の快挙

 第69回ベネチア国際映画祭で、コンペティション部門で、キム・ギドク監督の『ピエタ』が最高賞の金獅子賞を受賞した。『ピエタ』は「若い批評家賞」「ゴールデンマウス賞」「ナザレノ・タデイ賞」と合わせて、4冠を達成した。

 現地時間8日午後7時から行われた閉幕式で、最有力候補と目されたポール・トーマス・アンダーソン監督の『ザ・マスター』を抑えて、最優秀作品賞の金獅子賞を受賞した『ピエタ』。授賞式の舞台に登壇したキム・ギドク監督は「『ピエタ』を選んでくださった全ての方々とこの栄誉を分かちたい」と短くコメントすると、「アリラン」を歌いだした。キム・ギドク監督の「アリラン」に、スタンディングオベーションが巻き起こった。

 一緒に登壇した女優チョ・ミンスは「韓国初なのでとてもうれしい。喜びもひとしおです」とコメントすると感激の涙を流した。共に現地入りしたイ・ジョンジンは、日程の都合で授賞式には出席できなかった。

 ベネチア国際映画祭は、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭と並ぶ世界3大映画祭のひとつ。この世界3大映画祭で韓国映画の最高賞受賞は今回が初めて。

金獅子賞にキム・ギドク監督『ピエタ』=韓国映画初の快挙

金獅子賞にキム・ギドク監督『ピエタ』=韓国映画初の快挙

チェ・ウニョン記者
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