警察「チョン・ミソンの遺書はなかった」…死亡直前に父親と電話

警察「チョン・ミソンの遺書はなかった」…死亡直前に父親と電話

 女優チョン・ミソンが亡くなった状態で発見されたが、遺書は残されていなかった。

 警察関係者は29日午後、イーデイリーの取材に対し「チョン・ミソンが、全州にあるホテルの客室のトイレで亡くなっているのが発見された。客室内に遺書などはなく、経緯を調べている」と語った。さらにこの関係者は「チョン・ミソンの夫と事務所関係者も到着した。警察は、チョン・ミソンが発見されたホテル近くの葬儀場へ遺体を移し、正確な死因を調べている」と付け加えた。

 外部から侵入した痕跡や他殺を疑わせる状況は見当たらなかった。警察は、チョン・ミソンが自ら命を絶つ選択をしたとみて経緯を調べている。なお、これまで「うつ」で治療を受けてはいなかった、というのが警察側の説明だ。

 29日午前11時45分に、ホテルの客室のトイレでチョン・ミソンが亡くなっているのをマネージャーが見つけ、警察に通報した。マネージャーは。チョン・ミソンと連絡が付かないことから、ホテル側の了解を取って客室に入ったという。チョン・ミソンは119救急隊によって病院に搬送されたが、既に息を引き取っていた。

 チョン・ミソンは、前日まではいつものように同僚と一緒にホテルに戻った。また死亡したと推定される時間帯に数名の知人が、チョン・ミソンと携帯電話で連絡を取ったことが分かっている。一部の報道によると、午前1時50分に父親と最後の電話をした後、2時ごろ亡くなったと警察では推定している。

コ・ギュデ記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>