詐欺の疑いで起訴された元ジャックスキスのメンバー、カン・ソンフン(32)が15日、記者会見を開き、一連の事件について謝罪する一方、自身にまつわる「歪曲報道」に対し、反論を試みた。
2008年半ばに、知人の紹介で国際ワクチン研究所の慈善コンサート事業の提案を受け、2009年半ばから事業に着手したカン・ソンフン。しかし、投資家が不明瞭な理由で契約を履行せず、事業は中断。国際ワクチン研究所に対し違約金を支払う羽目になったという。この違約金を支払うために、知人の紹介で貸金業の男性からカネを借りたことで借金が膨れ上がり、結果的にほかの投資者たちから訴えられることになったとのことだ。
カン・ソンフンによると、自身の損失は20億ウォン(約1億5000万円)を超えており、不当に奪われたカネを返してもらうために告訴の準備をしているという。また、登記簿謄本と投資に関する了解覚書を公開し、初めから事業を手掛ける意思がなく、資金を集めるだけの詐欺だったのではないかという疑惑に対して反論。さらに、一部債権者から脅迫を受けたと、通話記録を公開し、相手を名誉棄損と恐喝、詐欺の疑いで法的措置を講じる構えを見せた。
なお会見には「良心の呵責を感じた」とする貸金業の男性も同席。一部の投資者に対する返済問題で、自身の責任を認め、カン・ソンフンに責任はないと証言した。