検察は兵役逃れの疑いで起訴された歌手MCモン(31)に対し、懲役2年を求刑した。
28日午後、ソウル中央地方裁判所で行われた論告求刑公判で、検察は「被告人は故意に抜歯したものと判断される。抜歯時期と入隊延期の時期が重なることなどを考慮し、被告人に懲役2年を求刑する」と述べた。MCモンは兵役を免除されるよう、故意に抜歯したとの疑いで起訴されていた。
この日の公判で、MCモンは「違うことは違うと言うしかない」と無念さを訴えた。そして「大勢の方々を失望させ、胸が痛む。申し訳ない。また人気が欲しくて闘っているのではない。ひ弱で怖がりかもしれないが、ただの一度も卑劣で恥ずかしいうそをついたことはない」と語った。
さらに、最終陳述では「歯を抜いて欲しいと言ったことはなく、強要したこともない。5カ所の病院に行ったという理由だけで(兵役逃れのために)歯を抜いて回ったと言われた。どんな罰でも甘んじて受ける」と涙を流した。
公判は約5時間にわたり続き、MCモンは涙を流しながら裁判所を後にした。MCモンの弁護人は「長期間の公判でMCモンはとても苦しんでいる」と話している。
判決公判は来月11日午後2時に開かれる。