【NEWSIS】女性に対する強制わいせつの罪で裁判にかけられた俳優オ・ヨンス(79)に、一審で執行猶予付き判決が言い渡された。
水原地裁城南支部刑事6単独のチョン・ヨンジュ判事は15日午後、被告に対し懲役8月、執行猶予2年を言い渡し、併せて40時間の性暴力治療プログラム受講を命じた。
オ・ヨンスは、2017年半ばに大邱の散策路を歩いていたとき被害者の女性Aさんを抱きしめ、Aさんの住居前で頬にキスするなど、二度にわたりわいせつ行為に及んだ疑いが持たれている。しかしオ・ヨンスは、わいせつ行為の事実はないとして法廷で容疑を否認してきた。
2月2日の結審公判で検察側は、オ・ヨンスに対し懲役1年を求刑した。
一方この日、女性団体のメンバーおよそ10人が裁判所前で「演劇界の性暴力を終わらせよう」などと書かれたプラカードを持ち、有罪判決を歓迎した。
判決を言い渡された後、控訴するつもりかという報道陣の質問に対し、オ・ヨンスは短く「はい」と答えた後、裁判所を後にした。
NETFLIXドラマ『イカゲーム』の「カンブじいさん」で注目されたオ・ヨンスは、韓国の俳優としては初めて、2022年1月に米ゴールデングローブ賞でテレビ部門助演男優賞を手にした。
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