『イカゲーム』出演のオ・ヨンス、強制わいせつで起訴されたが控訴審で無罪判決

『イカゲーム』出演のオ・ヨンス、強制わいせつで起訴されたが控訴審で無罪判決

 【NEWSIS】女性に対する強制わいせつの罪で裁判沙汰になり、一審で執行猶予付き判決を言い渡された俳優オ・ヨンスが、控訴審で逆転無罪となった。

 水原地方裁判所は11日、強制わいせつの罪で起訴されたオ・ヨンスの控訴審判決公判で、一審判決を破棄し、無罪を言い渡した。

【写真】 執行猶予付きの有罪判決を言い渡されたオ・ヨンス

 裁判所は「被害者は強制わいせつの時点から6カ月たって、被告人による不適切な言動があったと暗示する日記を作成し、性暴力相談所で被害について相談をして、知人ら数人にこの事実を打ち明けた」とした上で「被告人による被害者に対する不適切な言動があった可能性は高いが、公訴事実に記載されているように強制わいせつをしたのかについては、合理的な疑いが生じて疑わしい場合、被告人の利益と判断し、有罪の判断を下すことはできない」と説明した。

 オ・ヨンスは無罪を言い渡された後、報道陣に対し「賢明な判決を下してくださった裁判所に敬意を表するとともに、感謝申し上げる」とコメントした。

 オ・ヨンスは2017年半ばごろ、大邱市内の散策路を歩いていたとき、被害女性Aさんを抱きしめ、Aさんの家の前でほおにキスをするなど、二度にわたりわいせつ行為に及んだとして起訴された。

 オ・ヨンスは容疑を否認したが、裁判所は一審で有罪と判断し、オ・ヨンスに対し懲役8月、執行猶予2年を言い渡した。

 その後、オ・ヨンスも検察側も控訴し、控訴審が開かれた。

 なお、NETFLIXシリーズ『イカゲーム』の「カンブじいさん」として注目を集めたオ・ヨンスは、韓国の俳優としては初めて、2022年1月に米国ゴールデングローブ賞でテレビ部門助演男優賞を手にした。

ピョン・グンア記者
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