名誉毀損:女優イ・ミスク、控訴取り下げ

イ・ミスク
▲ イ・ミスク

 前所属事務所や一部の記者が虚偽の事実により名誉を傷つけたとして訴訟を起こし、今年1月に一審で敗訴した女優イ・ミスク(52)=写真=が控訴を取り下げた。

 今回の訴訟は、イ・ミスクが前所属事務所「ザ・コンテンツ・エンターテインメント」との間で、契約違反をめぐって訴訟を繰り広げる過程で「イ・ミスクが2006年、米国に留学していた17歳年下の男性と不適切な関係を持った問題を解決するため、会社の金を使った。弁償すべきだ」と主張したことが発端になった。

 それから約4カ月後、ケーブルテレビの番組に出演した元MBC記者のイ・サンホ氏が「イ・ミスクは17歳年下の男性との問題が公になるのを恐れ、これを回避するため『チャン・ジャヨン問題』を持ち出したのではないかという疑念がある」と発言した。これを受けイ・ミスクは「ザ・コンテンツ・エンターテインメント」とイ・サンホ氏を相手取り、10億ウォン(約8800万円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。「ザ・コンテンツ・エンターテインメント」は09年に自殺した女優チャン・ジャヨンさんの所属事務所でもあった。

 だが今年1月、ソウル中央地裁は「イ・サンホ氏らは当時、イ・ミスクのマネージャーだったユ・ジャンホ氏がいわゆる『チャン・ジャヨン文書』の作成に関与し、イ・ミスクに文書の存在を知らせたという事実に基づき、疑問を提起したものだ」として、イ・ミスクの訴えを退ける判決を下した。

ソン・ウォンヒョン記者
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