プロポフォール不正使用、女性芸能人4人を聴取

パク・シヨン、イ・スンヨン氏ら、近く起訴する方針

プロポフォール不正使用、女性芸能人4人を聴取

 一部の芸能人たちが睡眠導入剤(睡眠薬)「プロポフォール」を不正使用した疑惑について捜査を行っている検察は、女優パク・シヨン氏(33)など女性芸能人4人に対し事情聴取を行い、さらなる補充捜査を経て起訴する方針を固めたことが、12日までに分かった。

 ソウル中央地検強行部(朴成鎮〈パク・ソンジン〉部長)は先月末からイ・スンヨン氏(44)やチャン・ミイネ(28)、ヒョンヨン(36)の各氏に対し、プロポフォールを不正に使用した疑いで事情聴取を行ったのに続き、今月初めにはパク・シヨン氏にも出頭を求め事情聴取を行った。

 検察によると、パク・シヨン氏らは昨年、ソウル市江南区清潭洞などにある形成外科や皮膚科を受診した際、プロポフォールを常習的に使用していた疑いが持たれているという。

 4人のうち一部は、実姉など家族の名義を借りてプロポフォールの処方を受けたり、江南地区一帯の病院を転々としながら、1日に数回もプロポフォールの処方を受けたりしていた証拠をつかんだとのことだ。

 4人のうち、イ・スンヨン、ヒョンヨン、パク・シヨンの各氏は「病院でプロポフォールの処方を受け使用していた。乱用しているという認識はあった」と供述した。検察によると、各氏は「芸能人として美しさを保つため、美容施術を行ったついでに使用したもので、意図的に乱用したわけではない」と主張しているとのことだ。

 一方、チャン・ミイネ氏は「美容施術を受けた際に薬物を使用したが、その薬物がプロポフォールだとは知らなかった」との趣旨の供述を行ったという。

 また、4人のうち一部は検察の調べに対し「私はカーボキシー(二酸化炭素を腹部や内もも、尻などに注射し脂肪を取り除く施術)中毒かもしれないが、プロポフォール中毒ではない」と主張しているとのことだ。

 検察は2010年、プロポフォールの違法な投与で起訴され、昨年有罪判決を受けた江南地区の形成外科医に対する判決文などを分析し、使用者のリストを確保して、このリストにチャン・ミイネ氏の名前が含まれている事実を確認した。検察は近日中に、チャン氏に対し再び出頭を求める方針だ。

韓慶珍(ハン・ギョンジン)記者
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