「借金30億ウォン」パク・ヒョシンが自己破産申請

　歌手パク・ヒョシン（30）が裁判所に自己破産を申請したことが分かった。前所属事務所との専属契約に違反したとして多額の賠償金を支払うことになったための「苦肉の策」だ。

　これは、現所属事務所のジェリーフィッシュ・エンターテインメント関係者が「パク・ヒョシンは2日、ソウル中央地方裁判所に自己破産を申請した。今月29日に裁判所の決定が出る」と明らかにしたもの。この関係者は「パク・ヒョシンはこれまで兵役などで芸能活動ができなかったため、債務を履行する能力がない。今回の自己破産申請は誠実に債務を履行するという気持ちがあるから」と強調した。

　自己破産とは、財政的困難により破たんに直面している個人の債務を裁判所が強制的に再調整し、破産を救済する制度だ。

　パク・ヒョシンは今年6月、前所属事務所と法廷で争った末に敗訴した。大法院（最高裁判所）はパク・ヒョシンに対し、前所属事務所に15億ウォン（約1億1300万円）を賠償せよとの判決を下した。これに伴うパク・ヒョシンの総債務額は賠償金15億ウォンや法定利子を含め合計約30億ウォン（約2億2600万円）に上ることが分かった。