損害賠償請求訴訟を起こされた歌手パク・ヒョシン(27)が勝訴した。
21日、ソウル中央地裁民事第23部(イ・ジュンホ部長)は、ファントム・エンターテインメント(以下、ファントム)がパク・ヒョシンと前所属事務所インターステージを相手取り起こした損害賠償請求訴訟で、パク・ヒョシンに対する請求を棄却し、インターステージ側には9億1000万ウォン(約5800万円)と利息の支払いを求める判決を出した。
ファントムは昨年2月、パク・ヒョシンとインターステージを相手取り、CD流通契約に違反したとして9億1000万ウォンの損害賠償請求訴訟を起こしていた。
これに対し、同地裁は21日、「パク・ヒョシンはCD流通契約締結に同意しておらず、契約書上に明記されたパク・ヒョシンの署名は別人のもの。パク・ヒョシンは当時、インターステージと専属契約を結んでいたが、本人の同意なしに第3者と契約を結ぶ権利を包括的に付与したと見るのは困難」と述べた。
この判決を受け、パク・ヒョシンの所属事務所関係者は「パク・ヒョシンは、自分の印鑑が偽造され、本人も知らないうちに契約が成立していたことに対し、いろいろとつらい思いをした。今回の判決を機に、メンタル面での荷を降ろし、さらに活躍できるだろう」と話している。