歌手TABLOは、自身の学歴をめぐる騒動に対し、法的措置に踏み切った。
これは、法曹界のある関係者が「TABLOはインターネット上の悪質な書き込みに関する法的措置や、学歴騒動に対するメディア対応窓口一元化の一環として、韓国内のある法律事務所に事件を依頼した」と語ったもの。
依頼を受けた法律事務所は、TABLOをはじめとする家族の学歴に関し、悪質な書き込みを主導・大量に広めた一部ネットユーザーの資料をこの2週間、収集してきたという。
TABLOは、こうした法的対応のため、弁護士選任の段階から慎重に考えてきたとのことだ。
TABLOは知人を通じ「これ以上、家族にまで問題が広がるのを黙って見てはいられなかったので決断した」と明らかにした。また、英語番組の講師をしていたが、同じく学歴疑惑が取りざたされ降板したTABLOの兄イ・ソンミン氏も「弟が法的対応を準備しているのは事実」と認めた。
TABLOが法的対応を取れば、その意味するところは大きい。法的対応に出れば、その学歴を検証するのは避けられないためだ。当初、一部ネットユーザーは「TABLOは学歴に関し後ろめたいことがあるから法的対応が取れない」と主張していたが、彼の法的対応により、こうした疑念も近く一掃されるものとみられる。
これで、TABLOとポータルサイト「ネイバー」上の会員制掲示板「TABLOに真実を要求します」との法廷闘争は必至となった。同掲示板はTABLOやその家族の学歴疑惑を主導し、これまで数多くの悪質な書き込みを量産してきたためだ。
特に、TABLO自身が「悪質なうわさの流布者」「悪質な書き込みをするネットユーザー」に対し厳罰を要求しているといわれることから、今後こうしたネットユーザーにどのような法的措置が取られるか、成り行きが注目される。