フィソンさんの弟「ひどい不眠症に苦しんでいた兄、最後は穏やかに眠っていた」

写真=共同取材団
▲ 写真=共同取材団

 【NEWSIS】歌手フィソンさん(本名チェ・フィソン)が43歳で永遠の眠りに就いた。

 故人の弟チェ・ヒョクソンさんは19日、「歌手になってからいつもひどい不眠症に苦しんでいたが、幸い僕が見た兄の最後の姿はとても穏やかで、深い眠りに就いているようだった」と打ち明けた。

◆【写真】明るくほほ笑む遺影の中のフィソンさん

 チェ・ヒョクソンさんは「殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)をぎっしり埋め尽くした弔花、絶えず足を運んでくださった皆さんを見ながら、兄がこれまで明るく輝くことができたのは、周囲で兄を一緒に照らしてくださった皆さんのおかげだということを知った。あらためて心から御礼申し上げる」と述べた。

 そして「兄の大切な音楽が世の中から消えたり埋もれたりしないよう、機会があるたびに引っ張り出して聴いてくだされば、われわれ家族にとっては大きな慰めになると思う」とコメントした。

 さらに「兄が遠くに旅立つのを一緒に見送ってくださり、心から感謝している。皆さんがこれからなさるすべてのことが穏やかで、幸せいっぱいであるよう願っている」と伝えた。

 なお、フィソンさんは今月10日に亡くなった。国立科学捜査研究院が12日に解剖を行い、死因を明らかにしている。

 告別式および出棺は16日、厳かに執り行われた。遺族は香典全額を寄付することを決めた。

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イ・ジェフン記者
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