フィソンさんの遺体のそばに注射器…解剖により薬物使用など調査

フィソンさんの遺体のそばに注射器…解剖により薬物使用など調査

 【NEWSIS】歌手フィソンさん(本名チェ・フィソン)の遺体のそばで注射器が発見された、と朝鮮日報が11日報じた。

 朝鮮日報によると、国立科学捜査研究院は12日にフィソンさんの遺体を解剖するという。国立科学捜査研究院は、故人が薬物を使用していたのかどうか、使用したものが麻薬なのかどうかなどを調べる予定だ。

◆【写真】フィソン「ライブに来てくれてありがとう」

 故人は2019年に向精神薬「プロポフォール」を複数回にわたり使用していたとして起訴され、2021年に控訴審で懲役1年、執行猶予2年を言い渡された。2020年には、ソウル市松坡区内にあるビルのトイレで、睡眠麻酔薬に分類される薬物を使用して倒れているところを発見されたこともある。

 警察の関係者は朝鮮日報に対し、「捜査にかかわることなので、詳しい内容を明らかにするのは難しい」と話している。

 なお、フィソンさんは10日午後6時29分ごろ、ソウル市広津区内の自宅で心停止の状態で発見され、死亡が確認された。享年43歳。

 消防当局は、フィソンさんの家族から通報を受け、現場に出動したという。

 警察は現時点で、外部から侵入があった形跡や犯罪の疑いは確認されていないとしている。フィソンさんの遺族は、別途殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)を設けず、葬儀を行う計画だという。

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シン・ヒョリョン記者
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