【NEWSIS】43歳で亡くなった歌手フィソンさん(本名チェ・フィソン)の遺族が、故人の最後の旅立ちを、故人を愛し追悼する人たちとともに見送ることになった。当初、殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)を設けず、家族だけで静かに葬儀を行う予定だったが、変更したというわけだ。
◆【写真】フィソン「Live In 3D」ショーケースライブ
所属事務所TAJOYエンターテインメントは12日、「母親の健康状態が懸念されるため、葬儀は家族だけで静かに執り行うつもりだったが、遺族の方々は悩んだ末、フィソンを愛してくださった多くの皆さんとともに追悼する時間を設けることにした」と発表した。
これにより、14日にソウル市江南区のサムスン・ソウル病院葬儀場に殯所を設けることになった。出棺は16日に行われ、江陵追慕公園に埋葬される。
TAJOYエンターテインメントは「フィソンをご存じのすべての方々、彼の音楽を覚えていてくださるすべての方々が、ずっと寂しく過ごしていた彼の最後の旅立ちを一緒に見守っていただけたらありがたい」とコメントした。
フィソンさんに対する国立科学捜査研究院による解剖はこの日午前、終了した。フィソンさんの遺体のそばで注射器が発見されたという。警察は、国立科学捜査研究院の所見などを参考に、死因を明らかにする。
なお、フィソンさんは10日午後、ソウル市広津区内の自宅で心停止の状態で発見され、死亡が確認された。2002年にソロデビューした後、韓国国内の歌謡界で屈指の歌唱力と音楽に対する愛情を認められていた。
◆フィソンさんの遺体のそばに注射器…解剖により薬物使用など調査