【NEWSIS】俳優ウォンビン(47)がキム・セロンさん(24)に最後のあいさつをした。
ウォンビンは17日、ソウル市松坡区にあるソウル峨山病院葬儀場を訪れた。殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)が設けられた直後、ウォンビンは沈痛な面持ちで弔問に訪れた。所属事務所Eden 9は、ウォンビン&イ・ナヨン(45)夫妻の名前でお悔やみの花も贈った。ウォンビンは映画『アジョシ』(イ・ジョンボム監督、2010)以降、15年にわたり作品に出演していないが、故人の旅立ちを見送った。
二人は『アジョシ』で共演した。犯罪組織に拉致された隣家の少女ソミ(キム・セロン)を救うため、一人で組織に乗り込んでいく元特殊要員テシク(ウォンビン)の物語だ。故人はこの映画を通じ、韓国映画界の期待の星として注目を集めた。同作は青少年観覧不可等級にもかかわらず、通算観客動員数628万人を突破し、大ヒットした。
親しかった女優ハン・ソヒ、キム・ボラらも弔問に訪れた。キム・ボラは「また会おう、そのときは小言を減らすね」というメッセージが添えられた花も贈った。そのほかにも人気バンドFTISLAND、俳優コンミョンらがお悔やみの花を贈って哀悼の意を表し、女優キム・オクビンやソ・イェジらはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて追悼した。
キム・セロンさんは前日、ソウル市城東区内にある自宅で死亡しているのが見つかった。友人が午後5時ごろに家を訪れ、遺体を発見し、警察に通報した。遺書は発見されていない。外部から侵入があった形跡など、犯罪が疑われる点もなかった。警察は「自ら命を絶ったとみられる」とした上で「変死事件として処理する方針」とコメントしている。出棺は19日午前6時20分で、埋葬先はまだ決まっていない。