ユネスコ世界文化遺産にクギ打ったドラマ…KBSが全撮影分を廃棄へ

ユネスコ世界文化遺産にクギ打ったドラマ…KBSが全撮影分を廃棄へ

 【NEWSIS】少女時代ソヒョン主演ドラマ『ナムジュの初夜を過ごしてしまった』では、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産にも登録されている文化財「屏山書院」で撮影した映像をすべて廃棄することになった。KBSが17日に発表した。

 発表によると、『ナムジュの初夜を過ごしてしまった』 の屏山書院での撮影分を使用しないことに決めたとのことだ。慶尚北道安東市庁と国家遺産庁の要請により、全撮影分を廃棄する方針だ。これは、文化財を傷付けたという問題が報道されてから2週間を経ての判断だ。

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 KBSは2度にわたりコメントを発表し、謝罪した。「既にあったクギの跡10カ所に小道具をつり下げるため、新たにクギを差し込んで固定し、圧力をかけた。屏山書院の晩対楼の柱の梁8カ所と東斎の梁2カ所、計10カ所だ。既にクギの跡があったとしても、新たにクギを差し込んで圧力をかけた行為は文化財毀損(きそん)に該当するもので、おわび申し上げる」と謝罪した上で、「警察捜査と安東市・国家遺産庁の調査を見守り、その結果を謙虚に受け入れる。損傷した部分の復旧にも積極的に協力し、同様の事態が発生しないようガイドラインを作成する」と約束した。

 このドラマは、女子大生の魂が宿った小説の端役チャ・ソンチェク(ソヒョン)が主人公キョンソン君(2PMテギョン)と一夜を共にしたことから繰り広げられるロマンス・ファンタジーを描く。同名のウェブ小説が原作だ。『偶然出会った、あなた』(2023)の共同演出を担当したイ・ウンヒ・プロデューサーと『オー! ヨンシム-帰ってきた初恋-』(2023)の脚本家チョン・ソニョンが手掛ける作品で、今年放送予定。

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チェ・ジユン記者
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