【NEWSIS】お笑いタレントのキム・チョルミンさん(1967-2021)がこの世を去ってから3年たった。
キム・チョルミンさんは2021年12月16日、ソウル市内にある原子力病院のホスピス病棟で息を引き取った。2019年に末期の肺がんと診断され、闘病生活を送ってきたが、54歳でこの世を去った。2019年11月から動物用駆虫薬「フェンベンダゾール」まで服用し、完治を目指していた。一時は体調がよくなったと主張していたが、10カ月後には副作用のため服用を中断し、抗がん剤治療に専念してきた。
◆【写真】2年余りの闘病の末、息を引き取ったキム・チョルミンさん
生前、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて近況を伝えていたキム・チョルミンさん。2021年7月には「今、体中に広がっているがん細胞と闘っている。本当にすごくつらいけれど、最後まで耐えてみせる」とした上で「僕のために祈り、応援してくださったすべての皆さんに心から感謝している」とコメントした。そして1カ月後の8月、「お別れの時間が近づいていますね」というタイトルのライブ配信をした。キム・チョルミンさんは、何も言えないまま7分ほどただカメラを見つめながら、はあはあと息を切らした。亡くなる6日前の12月10日、「フェイスブック」に別れを暗示するようなコメントを書き込んだ。そこには「おかげで幸せでした。ありがとうございます。大好きです」とつづられていた。
なお、キム・チョルミンさんは1994年にMBC公開採用お笑いタレントとしてデビューした。1980年代後半からソウル・大学路のマロニエ公園で路上ライブを繰り広げてきたキム・チョルミンさん。お笑いタレントのキム・ヒョンゴンの目にとまり、芸能界に足を踏み入れた。その後、MBCのバラエティー番組『ギャグ夜』や映画『美人占い師』などに出演した。歌手ナ・フナのものまねをするノ・フナで知られるキム・ガプスンさんは、キム・チョルミンさんの兄だ。キム・ガプスンさんは2014年に肝臓がんで亡くなった。両親や一番上の兄もがんでこの世を去った。