【NEWSIS】「過剰警備」問題の渦中で俳優ピョン・ウソクが帰国した。
ピョン・ウソクは16日午後、香港でのファンミーティングを終え、仁川国際空港第2ターミナルに到着・帰国した。所属事務所のVARO(バロ)エンターテインメント代表と取締役、そして私設警備員3人の計5人と共に空港を後にした。騒動を意識したかのように、警備員は最低限の人数だった。
◆【写真】「過剰警備」問題のピョン・ウソク 落ち着いた様子で帰国
ピョン・ウソクは今回の騒動について直接は謝罪しなかった。チェック柄のシャツに黒いマスクをつけて姿を現し、ファンサービスには応じた。自身の名前を叫ぶファンと目を合わせ、しきりに頭を下げてあいさつした。大勢の人々が集まっていたが、警備会社も丁寧な態度で、ファンの安全にも気を配っている様子だった。「ケガをする恐れがあるので押さないでください」「ゆっくり移動してください」と呼びかけた。
ピョン・ウソクは5月に最終回を迎えたtvN『ソンジェ背負って走れ』でブレイクし、一気にスターになったが、今月12日にアジア・ファンミーティング・ツアーのため香港に出国する際、「過剰警備」だと物議を醸した。警備員らは混雑を防ぐため10分間にわたり空港ゲートを規制し、ラウンジの乗客に強い光を放つライトを当てて航空券をチェックした。こうした様子の動画が交流サイト(SNS)などを通じてシェアされ、「皇帝警備」だと批判された。
警備会社では「ピョン・ウソク側との事前協議はなかった」としているが、所属事務所の対応が遅れ、騒動が大きくなった。ピョン・ウソクは国家人権委員会に提訴され、同事務所は三日後の15日に謝罪した。
仁川空港警察団は16日、ピョン・ウソクの警備員らに関して立件前調査に入った。刑法上の業務妨害罪・強要罪・暴行罪に違反した疑いがないかを調べる方針だ。仁川国際空港公社も、ピョン・ウソクの警備会社と協議はしていないとした上で、「無断行為に関する法的措置を検討中だ。権限乱用や強要罪の有無などに関し、告発を検討している」と明らかにした。