【NEWSIS】俳優イ・スンジェ(89)が銭湯で倒れた瞬間のことを振り返る。
イ・スンジェは、1日午後8時10分から放送のチャンネルA『親友トキュンタリー(トーク+ドキュメンタリー)4人用食卓』で、昨年4本の舞台に出演して「体重が10キロも減った」とした上で「銭湯で倒れたとき、私の人生は終わりだと思った」と打ち明ける。それでも約束していたドラマ出演を強行し、さらには「目が悪くなって白内障の手術まで受けた」と告白。手術後、完全に回復していない状況でも制作会社の事情を考慮して「『私の表情さえちゃんと見えるなら撮影しよう』と思った」説明する。
両親が他界したときも「観客との約束が優先だった」と強調。休み時間に5分と我慢できず、スリッパに履き替えた中堅タレントに苦言を呈した逸話も披露する。逆に「シン・グは粘り強さでトップの座に立った」と言い、また「実は俳優の仕事を始めた時期が遅いので、メロドラマのジャンルをほとんどやったことがない。キスシーンもやったことがない」と言って笑いを誘った。
現在89歳のイ・スンジェは、1956年に舞台『地平線の向こう』とドラマ『私も人間になろうか』でデビューし、今年で69年目を迎えるベテラン俳優だ。2024年現在、イ・スンジェは韓国の現役最高齢芸能人・俳優として多くの人から尊敬され、愛されている国民的俳優だ。
◆89歳イ・スンジェ「生涯俳優をしてきたけれど…2階建てのビル一つすらない」