【NEWSIS】俳優イ・スンジェ(89)が大変だった俳優生活を振り返り、職業に対する誇りをあらわにした。
イ・スンジェは17日放送のCBSラジオ『キム・ヒョンジョンのニュースショー』で「わたしが20年くらい遅く(俳優を)始めていたら、ビルの一つも手にしていただろうに。生涯(俳優を)してきたけれど、2階建てのビル一つすらない」と打ち明けた。
◆【写真】イ・スンジェ出演『花よりじいさん-ギリシャ編』制作発表会
以前とは異なり俳優に対する待遇がよくなった今の時代に触れた上で、過去を振り返りこのように話した。『ニュースショー』の進行役を務めるキム・ヒョンジョンが「また生まれ変わっても俳優をなさいますか?」と尋ねると、イ・スンジェは「最近のこのいい時代にどうしてしないんですか?」とむしろ問い返した。
これに先立ち、イ・スンジェは先月、トークバラエティー番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』(tvN)でも「これくらい仕事をしたら63ビルを建てられただろうに、2階建てのビルすらない」と打ち明けた。
また、イ・スンジェはこの日『ニュースショー』で、もし20代のころ俳優になったとしたら、恋愛映画をはじめ、いろいろな役を演じることができると自信を見せた。
イ・スンジェは90歳を目前にした今でも積極的に活動を繰り広げている。7日に生放送された第60回百想芸術大賞では、「大衆文化芸術とは何か」をテーマに舞台『リア王』のワンシーンを熱演し、客席にいた俳優チェ・ミンシクら多くの人が立ち上がって拍手を送った。少し前にはデビュー68年目にしてファンクラブができた。
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