子役出身の俳優ペク・ソンヒョン(21)に会った。
MBCの4部作ドラマ『ランニング』に出演した後、俳優活動を休止し、学業に専念しているペク・ソンヒョンにインタビューした。
―映画『雲から抜けた月のように』の後、どのように過ごしていたのか。
「『ランニング』というドラマに出演しました。このドラマが終わった後、夏休みを過ごし、今は学業に専念しています」
―次の作品の予定は?
「まずは学校の方が優先です。前学期、留年しそうになってしまったので(笑)」
―ミニホームページに『俳優になりたい』という言葉が書かれていたけれど、どういう意味なのか。
「俳優という職業について、僕なりの価値観を持っています。俳優は誰でもできることではなく、俳優になるためには…言葉で説明するのは難しいけれど、一言で言うと俳優のロマンというか。たくさんの意味を含む、僕だけの表現ですが…」
―これまでの経歴を見ると、作品性の高いものにたくさん出演している。ヒット確実な作品に出演すれば、もっと早くスターになれるのではないか。
「はい。運良く(出演することができました)。僕は、自分が思うところの最善の作品、僕が気に入った作品に出演したいと思っています。ヒットが保障された作品に出演するということについては、考えたこともありません。でも、僕と同じ年ごろの俳優たちと一緒に撮影できる作品には1度出演してみたい(笑)」
―子役から大人の俳優へと成長する過程で大変だったことは?
「そういうプレッシャーがなかったと言えばうそになります。でも、考え方を変えて乗り越えるようにしました。僕が超越的な存在ではない以上、自分の年齢を変えることはできませんから。そういう先天的な枠を無理やり変えようとするよりは、自分の年齢に合った役に最善を尽くすことが大切だと思います。そのようにいつも最善を尽くしながら、よい役を演じていけばいい。成長しながら、自然に変わっていくものだと思います。僕は現実に忠実なタイプなんです」
―「立派に育ってくれた子役出身俳優四天王」として、ペク・ソンヒョン、ユ・アイン、ユ・スンホ、リュ・ドクファンの名前が挙がっているが、聞いたことがあるか。
「ええ、その記事は読みました。時々、自分についてどんな記事が書かれているかチェックするため、インターネットで検索しているので。その記事を書いてくれた記者の方に感謝しています。こんな素敵な俳優たちと四天王に選んでくださって…。僕としては満足ですが、視聴者の皆さんもそういう風に見てくださるとうれしい」
―この3人の中で誰と1番親しいのか。
「僕は3人全員と知り合いです。ドクファンさんとは子役時代に共演したことがあるし、アインさんも同じ所属事務所だったし。スンホはあちこちでよく会います。授賞式でも何回か会いました。同じ大学、同じ学科の一つ上の先輩でもあります」
―ユ・アインと似ているとも言われているが。
「僕? 僕ですか? アインさんと比べてもらえるなんて本当にうれしいです。僕はうれしいけれど、アインさんは嫌がるのでは…?」
―この3人以外に、個人的に親しい俳優はいるか。
「ファン・ジョンミン先輩をはじめ、『雲から抜けた月のように』で共演した先輩たちと親しくしてもらっています。ドラマ『アクシデント・カップル』で親しくなったイ・チョンアさん、『ランニング』で共演したユ・ヨンソクさん。僕は共演した俳優の方たちと親しく付き合っています」
―パク・ミニョンさんも『ランニング』で共演していますね?
「ミニョンさんとも親しいけれど、女優さんなので頻繁に連絡を取り合うことはできません。あ! ボヨンやミンホさんとも親しい。僕、友達が多いですね(笑)」
インタビュー中、始終ニコニコしながら楽しそうに応じてくれたペク・ソンヒョン。彼の未来がいつも笑顔で輝くことを願うばかりだ。