6歳年上の事業家、Kさんと結婚することが報じられたチョン・ドヨンさんは、これまで「韓国映画界」を代表する女優といわれてきた。 　誰はばかることない個性と、どんな役でもこなせる優れた演技力で、多くの出演作をヒットに導いた。 　そのため韓国の映画制作会社の間では、「チョン・ドヨン=ヒット間違いなし」という信頼の下、チョン・ドヨンをキャスティングするために相当の努力を注いできた。 　しかし、ただ..

　6歳年上の事業家、Kさんと結婚することが報じられたチョン・ドヨンさんは、これまで「韓国映画界」を代表する女優といわれてきた。 　誰はばかることない個性と、どんな役でもこなせる優れた演技力で、多くの出演作をヒットに導いた。 　そのため韓国の映画制作会社の間では、「チョン・ドヨン=ヒット間違いなし」という信頼の下、チョン・ドヨンをキャスティングするために相当の努力を注いできた。 　しかし、ただ単に出演作がヒットしたというだけだったら、「チョン・ドヨン」という名前がここまで光を放つことはなかっただろう。 　1995年にMBC『総合病院』とKBS2『若者のひなた』を通して見せた可能性は、97年の映画『接続』でついに花咲いた。チョン・ドヨンは、チャン・ユンヒョン監督が手掛けた『接続』でハン・ソッキュと共に主演し、意思疎通の手段がなかった時代に愛に関する質問を投げかけ、「メロドラマ」のヒロインとしてまた違った可能性を見せた。 　その後、『約束』『人魚姫』『ユア・マイ・サンシャイン』といった映画に続く「涙の演技」と共に『ハッピーエンド』『スキャンダル』などで見せた思い切った露出シーンなどは、まさに「メロ・クイーン」の名にふさわしいものだった。 　これらの作品は、評論家の間でも好評で、チョン・ドヨンが韓国映画界最高の女優の一人であることを確認させた。 　そしてチョン・ドヨンは、イ・チャンドン監督の新作『密陽』を次の作品に選んだ。ピアノ教室を運営しながら子供と一緒に生きていく『蜜陽』の中のチョン・ドヨンの姿、また彼女の愛の物語がどんな色に染まるのか期待される。

STARNEWS／朝鮮日報日本語版

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