中国政府が韓国ドラマ60編余りを審議で通過させず、放送を待機している状態であることがわかった。

 『恋人』を制作するKドリームのキム・ドンギョン代表は29日、「『恋人』の企画段階だった昨年、中国と日本を訪問したが、韓国ドラマの放送が難航している」と伝えた。

 キム代表は「中国には既に60編余りの韓国ドラマが輸出されているが、当局の審議に通過しなかった」とし、「放送許可を得ることができず、すべて待機中の状態」とした。

 最近、「東北工程」により韓国と外交摩擦が生じている中国が、ドラマ放送により巻き起こることが予想される「韓流」を、事前に遮断しようとしているのではないかという疑惑が持ち上がっている。

 キム代表はまた「昨年から海外セールスとロケの準備のために中国を訪問し、このような事実を知った」とし、「日本のNHKを訪問した際も、地上波では韓国ドラマを放送しないという内部方針を定めた状態だった」と話した。

 ペ・ヨンジュンとチェ・ジウ主演の『冬のソナタ』と『宮廷女官チャングムの誓い』などから始まった日本と中国の韓流ブームが、現地のテレビ局と政府の非協力的な態度によって退色するのではないかと懸念されている。

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