【NEWSIS】トロット(韓国演歌)歌手キム・ダヒョン(16)をインターネット上で中傷した50代の男に対し、執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。
大邱地方裁判所刑事6単独(裁判長:劉誠顕〈ユ・ソンヒョン〉部長判事)は今月16日、キム・ダヒョンを侮辱した疑いで裁判にかけられていたA被告(58)に対し懲役4月、執行猶予2年を言い渡した、と所属事務所グレイン・エンターテインメントが21日発表した。
【写真】新譜をリリースしたキム・ダヒョン、トロットの妖精の帰還
A被告は2023年7月から4カ月間、テレビ局の視聴者掲示板に、キム・ダヒョンに対し計73回、父親の金烽坤(キム・ボンゴン)訓長(私塾の先生)に対しては計67回にわたって侮辱する書き込みをした罪で起訴された。
裁判所は「(被告人の掲示文によって)被害者、特に若い被害者キム・ダヒョンさんは耐えがたいほどの精神的苦痛を受けたものとみられ、非難可能性は高い」と、量刑の理由を説明した。
キム・ダヒョンの弁護を担当してきた法務法人の金敬恩(キム・ギョンウン)代表弁護士は「公人の人格権も尊重されなければならない。特に、若い芸能人および家族を対象とする根拠なき悪意ある掲示物の波紋は一段と深刻だ」とした上で「表現の自由が他人の名誉を毀損(きそん)してはならず、今回の判決を契機として、特定人を傷付ける掲示物が消えるよう願っている」とコメントした。