【NEWSIS】人気グループBIGBANGメンバーだったT.O.Pことチェ・スンヒョン(37)が「30代は失った時間」と語り、薬物使用により処罰を受けてから7年間、世の中と完全に断絶した状態で過ごしていたと打ち明けた。そして「これからは大韓民国の平凡な青年として、堅実に安定的に生きていきたい」と主張した。
T.O.Pは15日、ソウル市鍾路区で行われた動画配信サービス「NETFLIX」オリジナルシリーズ『イカゲーム』シーズン2の公式インタビューに姿を見せ、「これまで7年間、社会と断絶した状態で、家と音楽スタジオを行き来しながら過ごしていた」と語った。
「これまで長い間、暗闇の中で音楽作業ばかりしてきた。音楽作業だけしてきた理由は、音楽をつくるとき、マイクの前に立つとき、唯一僕が息をすることができたから。僕は生きるために音楽をつくった。僕が聴きたい音楽をつくりながら時間を過ごし、そうして暗い気持ちとつらい苦しみに耐えた。その期間、ものすごくたくさんの曲をつくった。当然、ファンの皆さんに聴かせたい。それが僕の責任感でもある」
T.O.Pは、20代がきらびやかな栄光の時期だったとしたら、30代は失った時間だと表現した。40代は平凡に暮らしたいという。
「20代のとき、きらびやかな栄光を手にし、身に余る愛をいただいた。僕にとって30代は本当に失った時間だった。これまでの自分の過ちを痛切に後悔している。とても大きな羞恥心を感じ、自己侮蔑感を抱くとともに、心から反省する時間を過ごした。そして、音楽をつくりながら治療を受けた。その音楽をファンたちに聴かせたい。これから僕はただ、大韓民国の平凡な青年として、誰よりも堅実に生きていきたい。僕の最も大きな目標は、安定的に暮らすこと」
T.O.Pは、精神的につらかった時期から今では少し抜け出し、かなり健康を取り戻したという。そして「だいぶ強くなった」と語った。これまで音楽とともに、家族や友人たちが大きな力になってくれた、とT.O.Pは打ち明けた。
「堅実で安定的な人生というのは、朝目覚めたとき、また僕の名前が入ったよくない記事が出るのではないかと心配しなくなること。これまで10年間、僕の人生はとても騒がしかった。健康のために最近は運動もしているし、食事制限もしている」