【NEWSIS】女優イ・ヨンエがファッション誌「HARPER’S BAZAAR KOREA」8月号の表紙を飾った。同グラビアは「ラルフローレン」とのコラボにより撮影された。
今回の撮影は、イ・ヨンエとラルフローレン・コレクションの初めての出会いということで目を引く。グラビアのタイトルは「The Shadowy Stranger」。温かみがあるけれど冷ややかな、上品ながらもの悲しい、克明な温度差が共存する女優イ・ヨンエの多彩な顔が収められている。
イ・ヨンエは今まで女優として自分自身を守ることができた秘訣について、「距離を置くこと」を理由に挙げた。イ・ヨンエは「女優は人に会い、結局人に接近しなければならない職業だ。ある人物について研究し、ほかの人間として生き、またうまく抜け出すためには、自分だけの時間を過ごしながら自分自身を振り返り、考え、根を下ろし、その根を強いものにする時間が必要だ」と強調した。
そして「わたしの場合はその時間を、ある意味距離を置くことで満たしてきた。この職業は幼いころから上手だ、きれいだ、そんな言葉を幾度となく耳にする。『わたしって本当にきれいなのかな? 本当に上手なのかな?』と思いながらも、何でもないフェイクニュースや話にならないうわさで人々がわたしを突き刺すと、わたし一人、大きく膨らんだ風船がぱんと破裂してしまう」と打ち明けた。
イ・ヨンエは「この職業は、ときには火のないところに煙が立つこともある。ほかの人がわたしの煙突にやって来て火をたきつけていく。こういう世界で揺らがないためには、内面の力を育てることができる、自分だけの何かが必要だ。誰かがわたしに、ここまで来ることができた根幹は何かと尋ねたら、こう答えると思う。それは自分だけの距離を置くこと、そのおかげだった」と語った。