オリンピックで解説者務める朴セリ「容易ではない時間だったが、再スタート」

オリンピックで解説者務める朴セリ「容易ではない時間だったが、再スタート」

 【NEWSIS】「ゴルフの女帝」こと朴セリ(パク・セリ)が父親の告訴事件を乗り越え、パリ・オリンピックに臨む。

 朴セリは26日、ソウル市永登浦区汝矣島洞のKBS新館で行われた「2024年パリ・オリンピック」KBS放送団の発足式で「何しろ最近いろいろなことがあり、容易ではない時間だった」とした上で「再び頑張ってスタートしようと思う」と口を開いた。

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 朴セリ希望財団は昨年9月、朴セリの父パク・ジュンチョル氏を私文書偽造および偽造私文書等行使などの容疑で警察に告訴した。大田・儒城警察署は先月、起訴意見付きでこの事件を大田地方検察庁に送致した。朴セリは18日に記者会見を開き、「これまで父親の債務問題を何度も解決してきたけれど、もう耐えられないところまで来た。これ以上、いかなる債務も責任を負わない」と言って涙を流した。

 朴セリは来月26日から開催されるパリ・オリンピックでゴルフの解説者を務める。監督として「2016年リオデジャネイロ・オリンピック」で朴仁妃(パク・インビ)の金メダルを導き、今回はKBSの中継に力を注ぐ。「ほかの放送局でゴルフ中継を担当したことはあるが、オリンピック解説者を務めるのは今回が初めて」とした上で「長い間選手生活を送ってきたので、できるだけ選手の立場で、明快かつ分かりやすい中継をするつもりだ」と誓った。

 さらに朴セリは「成績ですべてを評価する文化がある。誰も努力せずにその場所までたどり着くことはできない。国を代表して出場する以上、メダルの色も重要だが、あまりに成績にこだわる点については残念な思いがある」とした上で「前回のオリンピックから雰囲気が変わった。 今では皆の努力を認めてくれるので肯定的だ」と話した。

チェ・ジユン記者
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