人気グループ防弾少年団(BTS)のメンバー、JIN(本名キム・ソクジン、31)が開催した「ハグ会」に参加したファンが、セクハラの疑いで告発された。
ソウル松坡警察署は14日、国民申聞鼓(韓国政府へのオンライン通報窓口)に提出された性暴力処罰法違反疑惑に関する苦情を受け付けたと発表した。この事件をめぐっては同日、防弾少年団のファン・コミュニティに「JINにセクハラ行為をしたファンを警察に告発した」というタイトルの書き込みが掲載された。
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コメント作成者は「防弾少年団ファンとして腹を立てずにいられない。人々が密集する場所でJINにわいせつ行為をした」と主張し、国民申聞鼓を通じて苦情を申し立てたと打ち明けた。警察関係者はこれについて「国民申聞鼓を通じて苦情を受け付けたのであり、告発状を受け取ったわけではない」とした上で「まだ立件していない状態」と説明した。
この書き込みには「防弾少年団の一部のファンが、『ハグ会』イベントの特性上、明示的・積極的な抵抗や回避が難しい状況を利用した」という内容が含まれている。また「性的な羞恥心や嫌悪感を抱かせ、善良な性的道徳観念に反する『セクハラ行為』をし、被害者JINの性的自己決定権を侵害した」と主張した。
JINは前日午後、ソウル市内の蚕室体育館で、除隊後初の公式スケジュールで1000人のファンとの「ハグ会」を実施した。イベントは約3時間にわたり続いた。この席で、あるファンがJINのほおにキスをしようとし、JINが素早く避ける姿が目撃された。また別の女性ファンはJINの首を抱きしめ、ほおにキスをした。このような姿がSNSを通じて拡散され、ファンの間では「明らかにセクハラ行為」と批判する声が上がっていた。