【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル芸術団は28日、日本の東宝とライセンス契約を結んだ創作ミュージカル「ナビレラ─それでも蝶は舞う─」がこのほど東京・日比谷シアタークリエで開幕したと発表した。6月8日まで。
初日の公演に出席したソウル芸術団の李有梨(イ・ユリ)団長兼芸術監督は「認知症、家族愛、世代間のコミュニケーションなど社会問題を扱った内容が日本の観客の共感を引き出した」として、ドラマチックなストーリーと叙情的な音楽が特徴の韓国創作ミュージカルが日本の観客の感性を刺激することを再確認したと説明した。
ソウル芸術団が2019年に初演した「ナビレラ」は、高齢男性のドクチュルが友人の訃報をきっかけに幼い頃から夢見ていたバレエに挑戦する物語。
同名の人気ウェブトゥーン(縦スクロール漫画)が原作のこの作品は、初演の座席占有率が96%を記録するなど人気を集めた。
日本公演の演出は、NHK「昭和歌謡ミュージカル また逢う日まで」の脚本を手掛けた桑原裕子が担当した。
ドクチュル役は俳優やタレントとして幅広く活躍する川平慈英が、一流バレエダンサーを目指すも現実の壁にぶつかるチェロク役は、5歳からクラシックバレエを始めた若手ミュージカルスターの三浦宏規が演じる。