キム・ヨンエさんの死から7年…すい臓がんと闘った「国民の母」

キム・ヨンエさんの死から7年…すい臓がんと闘った「国民の母」

 【NEWSIS】女優キム・ヨンエさん(1951-2017)がこの世を去ってから7年たった。

 キム・ヨンエさんは2017年4月9日、すい臓がんのため亡くなった。京畿道城南市の盆唐メモリアルパークに埋葬された。

◆【写真】故キム・ヨンエさん出棺

 2012年にすい臓がんの手術を受けた後、寛解に至ったとされ、映画『弁護人』(ヤン・ウソク監督、2013)、『明日へ』(プ・ジヨン監督、2014)、『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』(クォン・ジョングァン監督、2016)などに出演し、活躍を繰り広げた。しかし、ドラマ『月桂樹洋服店の紳士たち~恋はオーダーメイド!~』(2016-2017)に出演中、すい臓がんが再発した。第50話まで撮影し、演技に対する闘魂を見せたが、これが遺作となった。切ない母性愛を表現し、「国民の母」と呼ばれた。

 キム・ヨンエさんは1971年にMBCでタレントとしてデビュー。同年のドラマ『捜査班長』を皮切りに、『ワンルン一家』(1989)、『砂時計』(1995)、『白夜』(1998)、『ファン・ジニ』(2006)、『太陽を抱く月』(2012)など、47年間にわたり100作を超える作品に出演してきた。観客1000万人を動員した映画『弁護人』で2014年、青龍映画賞および大鐘賞映画祭において助演女優賞を手にした。

 また、成功した実業家としても名をはせた。2000年代半ばに黄土化粧品事業で売り上げおよそ1000億ウォン(約112億円)を記録した。しかし、あるテレビ番組でキム・ヨンエさんが販売している黄土パックに有害成分が含まれていると報じられ、打撃を受けた。裁判所は黄土パックに人体に有害な成分は含まれていないとの判決を下したが、キム・ヨンエさんは事業失敗により精神的に衝撃とストレスを受けたという。

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チェ・ジユン記者
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