【NEWSIS】向精神薬プロポフォールやコカインなど薬物の違法使用容疑が持たれている俳優ユ・アインが拘束を免れた。ユ・アインは「裁判所が下した判断を尊重し、感謝したい気持ちだ」と明らかにした。
ソウル中央地裁のイ・ミンス令状担当部長判事は24日、麻薬類管理に関する法律違反の容疑が持たれているユ・アインに対する拘束令状を棄却した。同地裁が25日に明らかにした。
イ・ミンス部長判事は「犯行に関する証拠は既に相当数確保されており、被疑者も基本的な事実関係そのものはかなりの部分、認めている」と述べた。
そして、「大麻の吸引を反省しているほか、コカインの使用は一定部分で争う余地を排除できず、防御権を保障する必要がある」「被疑者の住居が一定で、同種の犯行の前科がないことなどを考慮すると、被疑者が防御権行使の範囲を越えて証拠を隠滅したり、逃亡したりする恐れがあると断定するのは難しい」と説明した。
令状棄却後の24日夜11時39分ごろ、ソウル・麻浦警察署を出たユ・アインは「警察の拘束の試みは無理なものだったと思うか」という報道陣の質問に、「私が判断する問題ではない」「裁判所が下した判断を尊重し、感謝したい気持ちだ」と答えた。
コカイン使用疑惑については「報道機関を通じて該当の事実を話すことは難しい」「残りの手続きに誠実に臨む」と答えた。証拠を隠滅したという疑惑に関しては「そのような事実は全くない」と言った。
ユ・アインが報道陣の質問に答え、車で移動する際、コーヒーが入ったペットボトルが飛んで来るという一幕もあった。ペットボトルを投げたとみられる男性はフードをかぶったまま立ち去った。
警察は棄却理由を検討した上で令状を再請求するかどうか決める予定だ。