「本物のRM見た」と自慢する韓国鉄道公社職員、3年間個人情報を盗み見していた

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 韓国鉄道公社(KORAIL)の職員が男性アイドルグループBTS(防弾少年団)のリーダー、RM(アールエム、28)=本名:キム・ナムジュン=さんの個人情報を無断で閲覧していたことが分かり、摘発された。KORAILが1日に明らかにした。

 これによると、情報技術(IT)開発業務担当のある職員が2019年から3年間、18回にわたってRMさんの個人情報を閲覧してきたことが内部監査で明らかになったという。この職員が覗いた情報には乗車券の内容をはじめ、KORAIL会員加入当時に記載した住所と携帯電話番号まで含まれた。

「本物のRM見た」と自慢する韓国鉄道公社職員、3年間個人情報を盗み見していた

 KORAILでは、この職員から「RMさんの予約内容を確認し、実物を見てきた」という話を聞いたほかの職員からの情報提供により監査を実施した。この職員は2021年1月、RMさんが購入したソウル発東大邱行きの韓国高速鉄道(KTX)の切符を盗み見していたことが調査で分かった。ただし、この職員が該当の情報を外部に流出させた状況は確認されていないという。

 この職員は「RMさんのファンで、個人的な好奇心から閲覧した」と語ったとのことだ。KORAIL側は現在、この職員を職位解除した状態で、懲戒手続きを進めている。また、こうした事態を受けて、個人情報照会の際にはポップアップ・ウィンドウが表示され、理由を入力するようにする機能を開発し、施行しているとのことだ。

ムン・ジヨン記者
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