【STARNEWS】女優イ・ヨンエが、14年ぶりのスクリーン復帰作品『私を探して』での児童虐待の描写について思いを語った。
イ・ヨンエは19日午後、ソウルの映画館「ロッテシネマ建大入口店」で開かれた映画『私を探して』(キム・スンウ監督)の記者懇談会で、「決まる前に悩んでいた部分の一つだった」として、「現実は、私たちが想像する以上に残忍でつらく、もっと困難」と語った。
『私を探して』は、子どもを失ってしまった後も探し続けていたジョンヨンが、そっくりな子どもを見たという連絡を受け、田舎の釣り場を訪れることで起こる事件を描いた作品。イ・ヨンエが、『親切なクムジャさん』以来14年ぶりとなるスクリーン復帰作品に選び、話題を集めた。
イ・ヨンエは「それ(児童虐待)を私たちが伝える過程も必要で、それによって再び人々に良いメッセージを送るというのも、この映画の理由の一つ。俳優の立場からは、大きなやり甲斐ではないかと思う」と語り、さらに「その部分は、この映画の大きな部分の一つにすぎない」として、「そのほかにも、伝わるものがあるんじゃないかと思った。いろいろ考えて、勇気を出した」と付け加えた。
キム・スンウ監督も「児童虐待の描写については気を付けた」とし、「現実に起きていることを表現するにあたり、全部隠すというのは能がないだろうと思った」「警戒の気持ちを感じられるように、できるだけ慎重に、一線を守りつつ撮ろうとした」と説明した。
『私を探して』は11月27日公開。
チョン・ヒョンファ記者