韓国サイバー性暴力対応センターが、女優で歌手のク・ハラに対する支持を表明した。
同センター側は4日午後、公式ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通して、プライベートを撮った動画により元交際相手から脅迫されたと明かしたク・ハラについての掲示物をアップした。
同センター側は、元交際相手について「暴力の最後は結局、(動画)ばらまきの脅迫というサイバー性暴力だった」「ばらまきの脅迫は、相手が自分の望む行動をするよう操縦するため性関係の映像をばらまくと脅迫するもので、単純脅迫とは異なり性暴力とみなすべき」と主張した。
「加害者でありながら堂々と出てくるのに、被害者はどこにも言えないという現実にとても胸が痛む」という同センター側は「過去の芸能人性関係暴露事件を見ると、ひとたび映像が流出したら人々は被害者の側に立つのではなく、積極的に映像をダウンロードして視聴し、加害に加担してきた。ク・ハラが感じた恐怖を考えてみるべき」とコメントした。
さらに「ありもしない誤りまで謝罪する必要はない。(交際相手は)性暴力の加害者なのだから。この文章を読んだ全ての人は、ク・ハラを支持してあげて欲しい」と希望した。
法務法人世宗は4日、「交際相手を『性暴力犯罪の処罰等に関する特例法』違反、脅迫および強要の疑いで先月27日に告訴した」と発表した。事件当日、この男性はク・ハラに「芸能人生活を終わらせてやる」としてプライベートな動画を2度にわたって送り、ク・ハラはエレベーターの前で男性に膝をついて懇願する等、思い直すよう努力したという。