キム・ジウン監督が18日、ソウル市江南区の映画館「CGV狎鴎亭」で行われた映画『人狼 JIN-ROH』の制作報告会に出席し、制作秘話を打ち明けた。
キム・ジウン監督は「『人狼 JIN-ROH』は日本のアニメーションの伝説で、世界中にファンを抱えている作品。実写化には期待半分、不安半分であるしかない」と語った。さらに「不安な部分は、何と言っても作る側だから」とした上で「うまくいっても悪く言われ、うまくいかなければさらに悪口を言われる作業だった」と打ち明けた。
また、キム・ジウン監督は「それだけに新たな覚悟で臨んだ。『グッド・バッド・ウィアード』が終わって、もうこんな映画は作らないと思っていたのだが、また撮影することになるなんて。撮影中は体調がよくなかったし、現在もよくない。この映画のためにだいぶ健康を害した。それがだいぶ映画に投影されたはず」とコメント。
キム・ジウン監督は「原作が持っている独特のムード、虚無的な世界観、そのあいまいなところが原作の特別な視点」とした上で「観客はそのあいまいさゆえにもどかしい部分があり、アクションや人物の感情面で、私なりの答案を作成した」と説明した。
なお、『人狼 JIN-ROH』は7月25日公開。