「死の間近まで…」 苦痛を訴えていた故チョ・ミンギ

「死の間近まで…」 苦痛を訴えていた故チョ・ミンギ

 性暴力疑惑が持たれていた俳優チョ・ミンギが9日、ソウル市広津区内で死亡しているのが発見された。チョ・ミンギは生前、精神的苦痛を告白していた。

 チョ・ミンギは最近、性暴力被害を告発する「MeToo運動」で加害者と目されて以降、一切の発言を慎んできた。チョ・ミンギはメディアの取材要請に対し、これといった返事もできない状況だった。本紙記者と数回やりとりしたメッセージの中で、「既に死の間近まで来ている」と苦痛を訴えたこともあった。

 チョ・ミンギのわいせつ行為暴露は、MeToo運動の一環として先月から始まった。チョ・ミンギをめぐっては、2010年に母校・清州大学の演劇学科副教授に採用された後、自分が教える学生に対してわいせつ行為をはたらいてきたという批判が起こっており、学生たちをカラオケやオフィステル(事務所兼居住用マンション)などに呼び出していたという主張もあった。さらに、教え子だけでなく一般人に対する強姦未遂の事実まで暴露され、メールの文面まで公開される等、大きな波紋を広げていた。

パク・ヒョンテク記者
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