亡くなったチョ・ミンギってどんな人？

　俳優チョ・ミンギが、警察の取り調べを前に死亡しているのが発見され、衝撃が広がっている。

　チョ・ミンギは9日午後、ソウル市広津区内で死亡しているのが発見された。現在、119番通報を受けて担当者が現場に出動中と伝えられている。

　1965年生まれのチョ・ミンギは、83年のMBC第22期公募採用タレント出身で、多数の映画・ドラマに出演して俳優として活動し、最近も映画『弁護人』、『ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士』、ドラマ『麗〈レイ〉～花萌ゆる8人の皇子たち～』、『華政』、『Two Weeks』、『大風水』などに出演した。

　チョ・ミンギは最近まで清州大学演劇学科教授として在職していたが、複数の学生から性暴力を暴露され、最終的に免職処分を受けた。

　また今月12日には、忠北地方警察庁に出頭し、取り調べを受ける予定になっていた。チョ・ミンギが清州大学演劇学科副教授として在職していた当時、学生に対してわいせつ行為に及んだという疑惑が持ち上がると、警察は本格的な捜査に着手した。計8人の被害者の供述を確保した警察は、実際の被害者はもっと多いとみて、さらなる被害確認に力を注いでいる。

　青洲大学は昨年11月に懲戒委員会を開き、わいせつ疑惑が持たれていたチョ・ミンギに停職3か月の重懲戒処分を下した。

　わいせつ疑惑が浮上した直後、チョ・ミンギは「事実無根」という立場を表明したが、被害者によるさらなる暴露が続くと、自ら謝罪の意を表明していた。