「今回アルバムを準備する中でいろんなことがあり、大変だった」
BIGBANGのG-DRAGONが複雑な心境を語った。G-DRAGONは10日、ソウル市麻浦区のワールドカップ競技場で行われたソロコンサート「ACT III, M.O.T.T.E」で、およそ4万人のファンを前にしたあいさつでこのように語った。
G-DRAGONは「今回の公演ができなくなるところだった。個人的に、精神的にも肉体的にもしんどかった」と告白した。G-DRAGONの話は、直接的な言及はなかったものの、T.O.Pの件と無関係ではなかった。義務警察(兵役のかわりに警察に勤務する警察官)として服務していたT.O.Pは、昨年10月に自宅で大麻草を2回、液状大麻を2回、合わせて4回にわたり大麻を吸引した罪で在宅起訴された。検察によって起訴された後、T.O.Pが平素から服用していた精神安定剤を過剰摂取して病院の集中治療室(ICU)に収容され、治療を受けるという事態まで起こった。
G-DRAGONは、新アルバムについても触れた。G-DRAGONは「『KWON JI YONG』(クォン・ジヨン。G-DRAGONの本名)というアルバムを準備する過程は、自分を探す時間だった。自分ですら知らなかったこと、忘れていたことをあらためて知る貴重な時間だった。今回のアルバムは、いろんなところで1位を取った。皆さんのおかげで無事に公演も開くことができた」と感謝の気持ちを伝えた。
「来年軍隊に行って、戻ってきたら32歳になるけど、大丈夫? 僕は大丈夫じゃなさそう。その年齢になると、マニキュアも塗れなさそうで」
G-DRAGONは、ソウル公演を皮切りに東京、大阪、マカオ、香港、シドニー、シアトルなど19都市を回るワールドソロツアーを展開する。