キム・ギドク監督『網』、ベネチア映画祭で熱い反応

キム・ギドク監督『網』、ベネチア映画祭で熱い反応

 キム・ギドク監督の新作『網』が、第73回ベネチア国際映画祭で初上映され、熱い反応を呼んだ。

 同映画祭から7回目の招待を受けたキム・ギドク監督と、『網』の主演俳優リュ・スンボム、イ・ウォングンが、スポットライトの洗礼を受けた。同映画祭ディレクターのアルベルト・バルベラは「キム・ギドク監督の作品世界に新たな場が開かれた。ひとえに巨匠のみが到達しうる地平」と、称賛を惜しまなかった。

 『嘆きのピエタ』で同映画祭の最高賞にあたる金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督の新作ということで、『網』に対する現地の関心は高かったという。同日午後、キム・ギドク監督とリュ・スンボム、イ・ウォングンがレッドカーペットに登場すると、ファンの間から大きな歓呼が上がった。

 映画『網』は、網が船にからまってどうすることもできず、独り南北の境界線を越えることになった北朝鮮の漁師が、家族のもとへ戻るため耐えねばならなかった熾烈な1週間を描いた作品。韓国国内では10月に公開される予定。

キム・ギドク監督『網』、ベネチア映画祭で熱い反応

チョン・ヒョンファ記者
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