今月9日にメガボックスCOEX(ソウル市江南区三成洞)で行われた映画『Mr.GO』のVIP試写会レッドカーペットイベント。
同作は、映画『国家代表!?』のキム・ヨンファ監督による3年ぶりの新作。韓国映画史上最高額となる280億ウォン(約25億円)という巨額の制作費、アジアで初めて3D制作されたデジタルキャラクターの主人公リンリンの誕生、国内外の人気スターによるゲスト出演で注目を集めた作品だ。
この日、会場には約2000人のファンや映画関係者が集まり、関心の高さがうかがえた。
特に、日本の俳優オダギリジョーはキム・ヨンファ監督と親交があるということでゲスト出演し、コミカルな演技を披露。メディア試写会で大きな話題となった。
そんなオダギリジョーが、同作の公開を祝うためVIPレッドカーペットイベントに出席した。
これまで独特なファッションセンスで注目を集めてきたオダギリジョーは、この日もレザーとウールのロングコート、黒の帽子、オレンジ色の大きめのレザーネクタイを身に着け、独自のファッションを披露。
しかし、そんなオダギリジョーにも予想できなかったのが、室内温度だった。
約2000人が集まった会場で、人々の熱気や強く照らされるタングステン照明の熱、さらに省エネの一環で施行されている夏季室内温度26度順守運動により、ぐんぐん高くなる室内温度をオダギリジョーも予想できなかったようだ。
ステージに上がってまもなく、滝のような汗を流し始めたオダギリジョーは、すぐにコートを脱いで腕にかけ、しきりに汗をぬぐい始めた。
ところが問題は、あまりにも長いイベント時間。約40分にわたり行われたイベントの間、ひっきりなしに流れる汗をぬぐったが、オダギリジョーの顔は汗まみれになった。
いつも独特なファッションを披露するオダギリジョーだが、この日ばかりは衣装が失敗だったと認めたかもしれない。