MBC『がんばれ!クムスン』でタイトルロールのナ・クムスンを演じたが、ダサい髪型でヨレヨレした印象ながらも物事に屈せずたくましく生きるシングルマザーの姿をリアルに演じ、同年のMBC演技大賞最優秀賞を受賞した。
続いて06年から07年までMBC『朱蒙-チュモン-』で、ソン・イルグク演じる主人公・朱蒙の相手役・召西奴(ソソノ)を演じて06年のMBC演技大賞最優秀女優賞を受賞した。
以降、SBS『テロワール』(08年-09年)、SBS『済衆院-チェジュンウォン-』(10年)、映画『容赦はない』(10年)、KBS『いばらの鳥』(11年)、JTBC『シンドローム』(12年)などに出演したが、それまでの出演作ほどはヒットしなかった。
07年の『朱蒙』後はヒットに恵まれなかったハン・ヘジンだが、11年7月に思い切ってトークバラエティー番組『ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~』(SBS)で司会に挑戦、大成功を収めた。
「女優」という看板を思い切って降ろしたハン・ヘジンの姿は新鮮だった。芸能界で大先輩のタレント、イ・ギョンギュとキム・ジェドンにひるむどころか、気になることをその場ですぐに質問するストレートさが視聴者の評判を呼び、2012年SBS芸能大賞の優秀賞(トークショー部門)を受賞した。
そして12年、ハン・ヘジンは人生で最も大切な男性に会うことになる。その男性こそイングランド・プレミアリーグのスウォンジ・シティーでプレーしているサッカー韓国代表の奇誠庸(キ・ソンヨン)選手だ。
ハン・ヘジンは2011年にベトナム・ホーチミンで行われた朴智星(パク・チソン)選手によるサッカーのチャリティーマッチに「フェスティバルレディー」として参加、そこで奇誠庸と知り合った。以来、ツイッターで日常的にやり取りする中で親しくなっていき、12年8月に奇誠庸が『ヒーリングキャンプ』に出演してさらに親密になった。
今年1月から本格的に交際が始まり、6カ月後の7月1日にインターコンチネンタル・ソウルで結婚式を挙げることになった。ハン・ヘジンは結婚後も仕事を続け、俳優ファン・ジョンミンとの共演映画『男が愛する時』の撮影に入る予定だ。
女優デビューから11年目のハン・ヘジン。結婚後もさまざまな作品で姿が見られることを期待したい。