『IRIS-アイリス-』の大ヒットで09年のKBS演技大賞中編ドラマ部門優秀演技賞、ベストカップル賞、第10回大韓民国国会大衆文化&メディア大賞特別賞を受賞。
KBS演技大賞受賞直後には「女優として自信をなくしていたときに出会った作品が、ありがたいことに『IRIS-アイリス-』でした。このような賞までいただき、本当に光栄です」とあいさつして涙を見せた。
その後、2年という空白を経て選んだのがドラマ『マイ・プリンセス』だ。
キム・テヒが演じたのは、人生に前向きでケチな女子大生イ・ソル。だが、ある日突然、自分が大韓民国皇室の王女だということを知り、生活が一変する。混乱したり傷ついたりしてもそれを明るく乗り越えていくというヒロインだ。
コミカルなシーンも涙の感動シーンもあったが、ドジで明るいイ・ソルを文句なしの演技力でこなして視聴者や評論家を驚かせ、これまでの「演技力不足」という批判を一掃した。
そして同年、フジテレビのドラマ『僕とスターの99日』ではハン・ユナ役で、人気俳優の西島秀俊と共演、作品性や演技力を認められた。
今年初めには兵役中の人気シンガー、Rain(ピ)と交際していることを正式に認めるなど、プライベートでも充実。次回作には4月初めスタート予定のSBSドラマ『張玉貞(チャン・オクチョン)、愛に生きる』が決まっている。
「初めての時代劇挑戦」という大きな山を越えなければならないだけに、張玉貞(後の張禧嬪〈チャン・ヒビン〉)になり切ろうとせりふはもちろん、裁縫の名人という設定のため特訓をするなど、準備に万全を期している。
単なるCMタレントから真の女優に生まれ変わったキム・テヒ。今後の活動が楽しみだ。