謹慎処分が解けた兵役中の歌手兼俳優、RAIN(ピ)こと鄭智薫(チョン・ジフン)上等兵(30)が、現在まで職務に復帰していないことが分かった。また、世論の沸騰を受け、前線部隊(軍事境界線周辺)での勤務を希望する意思を示したものの、受理される可能性は低いことも分かった。
国防部関係者の話によると、鄭上等兵は体重が一時7キロ近く減るほど精神的にまいっているという。国防広報院の業務復帰についても現在まで未定。国防放送の番組収録ため毎週火曜日に各部隊を訪問する業務について、15日収録分はサンチュ(Mighty Mouse)が代役を務めたという。
前線部隊への勤務希望について、国防部関係者がSBSの取材に対し「鄭智薫が面談時に心情的にそうしたいと話したことであって、変更したという事実はない。所属の変更は希望したからと言って可能なわけではない。前方部隊での勤務はもちろん、部隊内での配置転換もやっていない」と話した。
国防広報支援隊員の鄭上等兵は、軍関連の最新曲の編集作業を行うとの理由で公務上の外出をした際、キム・テヒさんと3回にわたり私的な接触をしたことが判明し、懲戒委員会に付託され、今月8日から15日まで謹慎処分が下されていた。