映画『10人の泥棒たち』(チェ・ドンフン監督)が、『グエムル-漢江の怪物-』(ポン・ジュノ監督)が打ち立てた最多観客動員数の記録を塗り替えた。『10人の泥棒たち』の配給会社ショーボックス(株)メディアプレックスは2日、「午後2時現在、通算観客動員数は1302万393人」と発表した。
これは2006年に公開し、韓国映画興行歴代1位の『グエムル』が打ち立てた記録(1301万9740人・配給会社調べ)を抜き、歴代最高記録だ。
この記録は、公開70日目で達成したもの。『グエムル』は1300万人を突破するのに106日かかった。7月25日より公開された『泥棒たち』は公開10日目で500万人、22日目で1000万人の大台を超えた。
現在上映館は全国で76。相変わらず、『10人の泥棒たち』を観覧しようとするファンの熱気は冷めていないので、最終スコアがどのようになるのか、関心が注がれている。
収益では、累計興行収入935億6196万5000ウォン(10月1日、映画振興委員会・映画館入場券統合ネットワーク調べ)を記録。『グエムル』は785億ウォンで、『TSUNAMI-ツナミ-』は819億ウォンだった。
韓国で公開され映画の中で、歴代最多観客動員記録はハリウッド大作『アバター』(2009年)の1362万4328人。
『泥棒たち』はトロント国際映画祭、ロンドン・韓国映画祭、パリ・韓国映画祭でも上映される予定。12日には米国・ロサンゼルス、ニューヨーク、カナダを含む北米地域でも公開される。