-今は自分の演技に満足している?
「いいえ。今でも『これだ』という感じではなく、『こうでしょ? こうかな?』と自問自答しています。撮影すること自体が忙しくて、肝心のドラマの演技と向かい合うことができません。ドラマが終わるまでこうした気持ちは続きそうです」
-発音が子どもっぽいという指摘もある。
「やはり普段の話し方もあるので、そういう指摘も出るのでは? これから直していかなければなりませんし、いい方向に変えていこうと頑張っています」
-朝鮮王朝時代版「ロミオとジュリエット」だが、現実でもそんな恋があり得る?
「そうなる人がどれだけいるでしょうか。わたしならそうした状況にならないようにします。撮影しながら、笑い話で『こんなふうにできますか?』と聞いたりしますが、ドラマを通して、非現実的でもこんな恋をしているのが面白いですね。だから女優は楽しいのでしょう」
-セリョンはとてもしっかり者だが、ご自身も同じ?
「いいえ(笑)。ドラマ『華麗なる遺産』『お嬢さまをお願い!』『大丈夫、パパの娘だから』など、わたし自身の性格よりも意地っ張りな性格の役をたくさん演じました。わたし自身はおとなしい方だし、身近な人たちとだけ付き合うタイプです」
-同時期にドラマも映画もヒットしている。プレッシャーがあるのでは?
「まだ『成功した』という気持ちはありません。これほどうれしいことはないし、感謝していますが、わたしはドラマでも映画でも大勢の出演者の一人という考えしかありません。無事にすべてが最後までうまく行って初めて、何か思うところがあるかもしれません」
-ムン・チェウォンさんにとって演技とは?
「好きだからやっている仕事だし、若い時に経験してみたい仕事だったので、通っていた大学(秋渓芸術大学西洋画科中退)もやめてすべてを賭けました。とにかく人に見られる仕事なので、努力しなければならないことがたくさんあります。
皆さんにいい印象を与える女優、個人的にはわたしの人生とバランスが合う女優になれればいいですね」