歌手・俳優のパク・ユチョンが、「自分のことをあきらめるのが怖かった」と述べつつ麻薬類乱用の容疑を認める中、その背景に関心が集まっている。
パク・ユチョンはこれまで容疑を強く否認してきた。体内からヒロポン(メタンフェタミン。覚せい剤)の成分が検出されたという国立科学捜査研究院(国科捜)の鑑定結果にも「どうしてヒロポンが体内に入ったのか分からない」とコメントしていた。しかし彼は、身柄拘束の後、心境に..
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歌手・俳優のパク・ユチョンが、「自分のことをあきらめるのが怖かった」と述べつつ麻薬類乱用の容疑を認める中、その背景に関心が集まっている。
パク・ユチョンはこれまで容疑を強く否認してきた。体内からヒロポン(メタンフェタミン。覚せい剤)の成分が検出されたという国立科学捜査研究院(国科捜)の鑑定結果にも「どうしてヒロポンが体内に入ったのか分からない」とコメントしていた。しかし彼は、身柄拘束の後、心境に変化が訪れたものとみられる。
4月28日に身柄を拘束されて初の取り調べを受けたパク・ユチョンは、「事実関係などを整理する時間が必要」と警察に求めた。警察はこれを受け入れ、取り調べを始めてからわずか3時間で身柄を拘置施設へ送り返した。
取り調べを終えた警察関係者は「パク・ユチョンは身柄拘束決定で受けた精神的ショックが大きいようだ」として、「円滑な取り調べのため、次回また供述を聞くことにした」と伝えた。
そうして彼は翌29日、再び行われた取り調べで、麻薬類乱用の事実を大筋で認めた。記者会見を開いて疑惑を否定してから19日後、拘束令状の発布から3日後の出来事だった。
京畿大学犯罪心理学科の李水晶(イ・スジョン)教授は、中央日報の取材に対し「パク・ユチョンは(麻薬類乱用容疑を認めるに当たり)『これで終わりだ』という思いで、焦って早く抜け出そうしたらしい。それで、国科捜の鑑定結果が出て、事務所の保護も受けられないまま完全に一人で耐えなければならない状況で身柄拘束までされたので、かなりショックを受けたものとみられる」とコメントした。
パク・ユチョンはこれまで、南陽乳業創業者の孫娘で元交際相手ファン・ハナ容疑者と共に、2月17日、3月10日、3月12日の3回にわたり計1.5グラムほどのヒロポンを購入し、5回にわたって乱用した容疑が持たれてきた。だが現在のパク・ユチョンは、このうち3月10日の麻薬購入容疑だけを否認し、残りの2回は認めたといわれている。
チョン・シネ記者
edaily/朝鮮日報日本語版
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